雑誌やヘアカタログを見ていると、ヘアカラー特集などで色々な髪色が出ていますよね。

色の名前は共通言語ではない
例えば「ハニーブラウン」という名前の色があったとします。実は美容院で「ハニーブラウンにしてください」とオーダーしても通じません。このようなことがなぜ起こるのでしょうか?
髪色の名前は後付け
美容院にはたくさんのカラー剤があり、「ハニーブラウン」のようにカタカナの名前がついている薬剤や、8\0Nなど文字表記のみの薬剤、橙色のように日本語の名前がついている薬剤など様々です。
ここで1ついえるのは、
【出来上がった髪色を、表現するのに作った名前が「ハニーブラウン」】
だということ。
多くの場合、雑誌などに書いてある髪色の名前は後付けしたもので、薬剤の種類ではありません。
それに、美容院によって使用している薬剤は違うので、そもそもハニーブラウンという薬剤を持っていないサロンのほうが多いでしょう。
同じ薬剤でも同じ色にはならない
もともと地毛の色が黒々しい方と、色素が薄めで茶色い方。この2人が同じカラー剤で染めた場合、全く違う色になります。すなわち、ハニーブラン、8\0N、橙色という薬剤を使用すれば≪皆その色になる≫というわけではないのです。
美容院で、どのようにオーダーすればいい?
美容院で1番共有しやすいのは、写真を見せることです。人間は約100万色の色を見分けられると言われていますので、色のことを言葉で表現するのは非常に難しいことだと言えるでしょう。
ただし、写真を自分に置き換える段階で、美容師が持つプロの目とは、見え方が違う場合があります。それを調整するために簡単な方法をお教えいたします。
今よりどう見えているのかを伝える
1つの写真を美容院で見せて「今よりやや明るい」とか「赤みを抑えた感じ」など、今自分で見えている感覚を、言葉にして美容師に伝えると確実性が増します。
美容師目線でお話しすると、お客様が暗くしたいとおっしゃってお見せいただいた写真が、美容師から見ると明るいということがよくあります。それを防ぐのに
「この写真は私にはこう見えているよ」
と伝えることが非常に効果的な方法です。
いかがでしたか?
ヘアカラーの色味は沢山あり、そのほとんどは後付けというお話。さらに、なりたいヘアカラーイメージを美容師に正確に伝える方法をお伝えしました。せっかくなら希望通りの色にしたいですね。このやり方なら、美容師との意思疎通がうまくいくと思うので、是非試してください☆